刺し子 刺繍

刺し子 には 刺し子 の良さがある! 初心者 さん・中級者さん、それぞれの楽しみ方

ぎもんさん
刺し子 って、そんなに楽しいの?

今日は「刺繍が初めて」という方にも、「刺繍はしているけれどそういえば 刺し子 をしたことがない」という方にも刺し子をオススメしたいよ!というお話をしたいと思います。

マイコ
大変そうだと敬遠していた方も、逆に「簡単すぎて達成感があまりなさそう」だとスルーしている方も、ぜひぜひお読みくださいね。

 

刺し子 の楽しさってどこにある?

刺し子 の楽しさは、人それぞれです。

初心者さんには初心者さんの中級者さんには中級者さんの楽しみ方があります。

図案や柄が変わると難易度も変わりますが、そのお話はまた今度の記事へ後回しにして、今日はシンプルに「オススメの理由、オススメのポイント」について書こうと思います。

 

初心者さんにオススメな理由

前進していることが目に見える

刺し子 というのは基本的に「なみ縫い」を繰り返すことで幾何学模様のような図柄を出すという手法です。今では絵画のような図案を(繰り返しナシで)刺すというパターンもありますが、基本的にはただただ同じことを繰り返してなみ縫いをするものとお考えください。

とにかくなみ縫いをチクチクとするというシンプルなこの手法は「ひたすら前進」していることがよく分かります。たとえば横向きのステッチをただただ入れていると、「端までたどり着いた」とか「半分を刺し終えた」というようなことが目に見えて分かります。同時に「あとどれだけ刺せば完成するか」ということもとても分かりやすいので、はてしなく終わらない気がするしんどさがなくて済みます。

 

仕立てが簡単、そして暮らしの道具として使うことができる

これは「花ふきん」の場合の話ですが、始めに晒(さらし、という布)を半分に折り、重ねた一辺を縫い合わせるだけであとは刺し子のステッチを入れると完成。工程がとてもシンプルです。

慣れれば巾着袋やバッグを縫うことも簡単ですが、「とにかく初めて」という方はそのようなハードルが全くなくて済む「花ふきん」は、心配なくデビューできるアイテムです。

また、仕立てが簡単であってもお手拭きやカバーなどとして暮らしに役立つ道具を作ることができます。時間をかけて作ったものを暮らしに取り入れる贅沢さを知れば、刺繍はとても身近な幸せになることでしょう。

 

必ず完成させることができる

さきほどの項目と似た内容になりますが、 刺し子 には「途中でやり方が分からなくなる」という心配がありませんので、取り掛かった作品を必ず完成させることができます。これは刺繍だけに限りませんが、やりかけたものを途中で放り出す気持ち悪さや罪悪感…そういったものが無縁で楽しめるって、とても気軽です。

 

 

経験者さんにオススメの楽しみ方

中級者さんに刺し子をオススメしたいポイントは、初心者さんへのそれとは少し違ってきます。

 

刺し子 を積み上げる楽しみ

針を持ち慣れた中級者さんは、基本的には初心者さんよりもステッチの進みが早いことでしょう。また、他に色々とある刺繍だとたまには途中で「これ、どうやるんだろう?」というようなややこしいステッチに遭遇することもあるかもしれませんが、刺し子にはそういうことがほとんどありません。

ただただ無心に針を動かしていたら一枚ができあがる。

次は何色にしよう、柄はどれにしよう…とあれこれ違った種類のものを積み上げる楽しみは、中級者さんにこそと思います。初心者さんが始めからこれを目標にしてしまうとちょっとハードルが高いかもしれませんが、中級者さんにはどうっていうことないですよね!

また、赤もいいな、紺もいいな…選べないな…と刺し子糸の色を選ぶことになると思うのですが、複数作る気でいると、やりたいと思った色のものをあれこれ取り入れることが可能です。刺すペースが早い刺し子だからこそ、迷いすぎずに直感的に色を選び、あとはいくつもいくつも刺すだけ。

マイコ
爆チク天国だよー!

 

惜しみなく使える気軽さ

刺すペースも早い、仕立ても楽チン。

難しいステッチでもっと日数をかけて作った刺繍作品よりも気軽に、惜しげもなく使えるというのは、なかなかの魅力です。

せっかく手をかけて作ったものです。使わないことの方がもったいないよ、なんてよく言うのですが、「花ふきん」こそまさにそれでしょう。

マイコ
使うもったいなさより、使わないもったいなさ!

どうしても洗って取りきれないシミなどができた時には、その部分にステッチを増やしたり、いっそのことコーヒー染めをしてみたり。

とにかく「暮らしの中で手作りの品を使う贅沢さ」。お気に入りを使って暮らす楽しみを皆さんにもぜひ…と思います。

 

刺し子 の柄をアレンジする楽しみ

既に刺したことのある図案であれば、何かを足したり引いたりすることで元とは違った図柄を出すことができます。また、同じ図案をそのまま刺すにしても、一部の色を変えるだけでそれまでは見えなかった柄が浮き上がって見えてくることも

写真左のように、晒ではない布に刺してみても楽しいですよ。

そういった柄をアレンジしてお気に入りに出会えたなら、あれこれ色んな柄で刺したものを積み上げる他にも新しい楽しさが見つかります。

そんなオリジナルを親しい人にプレゼントできる楽しみも。

暮らしで役立つアイテムは、プレゼントをしても無駄となるリスクも低く、材料費はそんなにかからないのに十分な価値のものを作ることができるというのもとても心強いです。

いつかおばあちゃんになったら、娘、その旦那さんや孫、もしかしたらひ孫たちに刺し子の花ふきんを配ったりしてみたいものです。

 

刺し子 には 刺し子 の楽しさがある!

どうでしたか?

刺繍をしたことのない方でも、なみ縫いさえできれば完成させることができます

簡単そうすぎて心に響かない。誰にでも刺せるものだからわざわざやりたいとは思えない。など、経験者さんも何となくスルーしがちな刺し子ですが、やってみるとそれはそれで奥が深いものです。何より、積み上げる楽しさ。これだけは実際にやってみないと分からない魅力かもしれませんが、本当、一度騙されたと思ってまずはぜひ一枚を縫い上げてみてください。

具体的にどのような柄、素材のものがあるのか、どういったものが初心者さん、中級者さんにオススメなのかにつきましては、また別記事で書きたいと思います。

 

 

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  • この記事を書いた人

刺繍作家 アズママイコ

刺繍作家。「かわいいを持ち歩く」をテーマに作品やキットの制作をしています。刺繍のある暮らしがどんなに楽しいかをお伝えできたら嬉しいです。

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