突然ですが、今日は私が刺繍教室のレッスン中に時々、ついつい力説してしまう「薬箱」についてのお話を書きたいと思います。きっかけは、今日のレッスンでした。先日、コロナワクチンを受けた時の問診で薬剤師さんに大変お世話になったという話になったのです。
私のお気に入りは「 富山 の 薬箱 」
これは、「置き薬」で有名な富山へ家族で出かけた時に、旅の記念として買いました。なかなかしっかりとした作りですが、木製ではなく、丈夫な紙でできています。
私はもともとは、収納に関しては「無印良品」をとても気に入っているので、このような他の製品を購入するのはとても珍しいのですが、
- 旅の記念、一生の思い出になる
- 薬だけは家族の誰もが確実に出し入れできるような収納にしたかった
という理由で、こちらの箱を購入しました。確か、すごく気に入ったので夫の妹にもお土産としてプレゼントしました。
富山 の思い出
旅の記念というのは、富山が置き薬で有名だからです。この時、「氷見うどん」と「押し寿司」も有名だとのことで家族で食べましたが、本当においしかったです。全く同じお店が大阪にもできるといいのに…と思うほどでした。
私は都道府県などのような地理にとても疎く、京都や奈良、東京以外のことがなかなか覚えられず、どこへ行ったことがあるとか、どこで何を食べたのかなんていうような旅の思い出はいつもあやふやなのですが、この赤い薬箱と氷見うどんと押し寿司は、きっといつまでも私の記憶にしっかりとセットとして残っています。
かさばる薬の紙袋、その憂鬱
お医者さんや薬局へ行くたびに紙袋でもらうあのお薬は、余った分の管理がとてもしにくいです。処方された時の紙袋のままでしまっているとかさばるばっかりで、いま家にどれだけの在庫があるのかも把握しにくくて、私は薬を出し入れするたびにごちゃごちゃとした薬を見るのがなんだか憂鬱でした。
この憂鬱さが嫌で、いつだったかのある日、突然重い腰を上げてしっかりと整理することにしたのです。
薬箱 を整理してみよう
まずは一番よく飲む薬をとにかく取り出しやすくする
娘二人と私には「寒暖差や気圧変動で鼻水やくしゃみが出る」というアレルギーがあります。アレルギーが出ると花粉症の人のようになるという感じ。つまり鼻炎です。
同じ症状を持つ私たち3人でも、それぞれに処方された薬は、
- 子どもが飲んではいけないもの
- 眠気が強く出るもの
- 眠気が出にくいもの
- 錠剤、粉薬
といった具合で、私たち3人に合う合わないがあり、間違いのないように管理する必要がありました。
それまでは薬の名前で分類していましたが、娘たちがお薬を出して飲む度に「間違えていないかな」と気にかけなければいけないので、薬というとどうしても私が関わらなければいけませんでした。
安全に、安心に、娘たちでもきちんと出し入れできるように、薬の名前ではなくて「誰の薬なのか」という点で分類するように改善しました。
薬の名前ではなく、人の名前で管理する
これは、アレルギーの薬を普段よく飲む私たち親子だからというのが前提です。困ったら「パッと出してパッと飲む」を叶えるために、とにかく一番よく飲む薬のみ、取り出しやすい容器に入れました。そして飲む分量とタイミングも、わざわざ説明の紙を広げることさえ面倒くさいのでハサミで切って容器に貼り付けています。いつも同じ薬を補充するので、この説明メモは張り替える必要もありません。
これ(↑去年撮影)も手書きでメモをしたものを貼っていますが、今ではさらにお手軽に、いただいた説明プリントの一部を小さく切り取ってそのまま貼り付けています。
アレルギー以外の薬は普段は使うことがないので、開け閉めしやすい容器でなくても大丈夫。なので私はこのジッパー袋に入れました。
「とんぷく」は特別扱い!!
急な発熱や、何らかの痛み止めになる「頓服」は、私の中では特別な扱いです。
なぜなら、私自身が動けなくなるほどしんどくなってしまった時に、家族の誰にでも「頓服を飲ませて」とお願いできるようにしたかったからです。くしゃみや咳で困るくらいなら自分で薬を出して飲むなどできますが、39℃を超えるほどの高熱になった時は家族に甘えたい。それには「誰にでも迷うことなく取り出せる」という環境が重要です。
私の工夫ポイントは、「とんぷく」とひらがなで書いたこと。まだ娘たちが小学生だった時からのことです。今は中学生なのでもう読めるかもしれませんが(読めないかもしれないけれど)、要するに「あの赤い薬箱の中から『とんぷく』って書いてある箱を取ってきて」とお願いしやすいということです。家中にある無印良品のケースではなく、赤い薬箱という点も家族にとって分かりやすいポイントです。
ちなみに、塗り薬などとは違って飲み薬は台所でお水と一緒に飲むものなので、台所にしまうことにしています。
その中でもさらに特別な「カロナール」
そして、インフルエンザになった時に、どの解熱剤でも大丈夫というわけではないという話をお医者さんから聞いたことがありました。薬によっては脳症を引き起こす原因になることもあるそうです。なので先生に教わった「カロナールはOK」というメモもその箱に書いておきました。どれが良くてどれがいけなかったのかをきちんと覚えていられる自信がどこにもないからです。
よくあることですが、インフルエンザかしら…というような急な発熱って、なぜかお医者さんがしまっている時間帯や週末だったりして、体の節々が痛いし熱も高いからとりあえず一刻も早く解熱剤を飲みたいのにどれを飲んでいいのかが自信ない…という状況がつらいのです。
この小さなメモが私の心のお守りです。
※この「カロナール」がOKという件に関しましては、皆さんそのまま鵜呑みにしてしまわず、お医者さんなどで正しい説明をお聞きになってから取り入れてください。万が一、私が間違えていると大変なことになってしまいます…!
これが我が家の 薬箱
というわけで、これ↑が我が家の薬箱(飲み薬)です。去年撮影したものです。当時は娘たちのお気に入りのマスキングテープを貼っていましたが、粘着力があまりないものだったので剥がれてくるストレスがあり、今日、新しいものに書き直して貼り替えました。
こちらが今日撮った写真です。私や娘たちの名前のラベルをつけているものにはそれぞれアレルギーの薬が入っています。例の「とんぷく」は、一番手前にしまっています。特等席です。
季節によって、暖房をつけた部屋でレッスンを連続していると喉がダメになってしまうことがあるので、喉の薬を充実させがち…。(でも一番の予防はマヌカハニーです、なんといっても!)
ちなみにですが、私たちの名前を書いて入れている容器は Seria(100均)で買ったものです。これを立てて入れるとこの富山の薬箱にちょうどいい高さになるので気持ちがいいです。
ネットでも買えるよ!
さて、「薬の管理って面倒くさいよねえ」の世間話になると、必ず私が得意げに出してきては見せびらかしている(?)この薬箱ですが、今日のお生徒さんが「私もこれ欲しい!」とおっしゃるのでいつもみたいに「富山で買ったんですよー!!」と言っていると、ネットで買えないかなあ…とおっしゃったので試しに検索してみたら、楽天で見つけることができました!(Amazonでは見つかりませんでした)
私が愛用しているのは、この「大」の方です。
今までに教室で「私も欲しい!」とおっしゃった方が何人かいらしたなあ…と思いつつ、それがどなただったかが全員分思い出せないので、ブログに書いてみました。個別にご連絡できなくてすみません…。大阪から富山へ気軽に行けない今日この頃ですが、今でも「欲しい!」と思われる方がおられましたらぜひ。笑
最後におまけです。ブログが全然更新できていませんでしたが、刺繍もあれこれと作っています。また近々、今度はきちんと刺繍の内容で書きたいと思います。
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