こんにちは。刺繍作家のアズママイコです。
刺繍作品アルバムの 13 をお届けします。2019年11月、12月あたり。
手作りのプレゼント

小学校から中学校のあいだ、毎年のように義父が子どもたちをスキーへ連れて行ってくれていました。
そのときのお礼として作っていた、ささやかな手作りの品。刺繍は子どもたちにお願いして、仕立てだけ私が担当する、というのがお決まりでした。

冬になるとこの作業が始まります。学校から帰ってきた夕方、週末にコツコツと進めます。終業式、サンタさんからのプレゼント、そしてその夜になったら西宮北口まで送り、義父に娘たちをお願いし、夜行バスで出発。家族の恒例行事でした。
プレゼントは、夜にホテルで娘たちがコーチの部屋へお邪魔してお渡ししていました。
ちょっと陶芸

この頃の私は、リノベーションするキッチンの壁に使いたいと思い、陶芸教室でひたすらにタイルを作っていました。
教室の合間に時間を見つけては自転車で向かい、少しずつ作業を進める…という日々。形をそろえて乾かし、また次の工程へ進む。「ああ、これで何百枚になった。あと…」とそんな積み重ねが楽しかったのを覚えています。
残念なことに、私の不在時に先生がなかなかな数のタイルを落とされて最終的にリノベーションには間に合いませんでしたが、いつか別の場所で使えたらとしばらく保管しています。

陶芸教室では、初めにカップや湯呑みを作ることになっていました。
今度はいつか、食器を作りたいです。色々なものを手作りで揃えたいな…。
リノベーション、進む

教室で長期のお休みをいただき、リノベーション開始。

大工さんに手伝ってもらいながら自分で…というのに憧れがありましたが、短期間で作業を終わらせたいことを思うとそれは叶わず、棚のサイズなどをリクエストするまでで精一杯でした。

元々あった収納の壁の寸法を図り、どこにどんなものを置きたいかなどを考えてメモに起こします。

その上でその延長として作り足して欲しい棚をこんな感じでリクエスト。
それを叶えて作っていただいた棚がさっきの写真の右手前に少し写っています。
当時はまだ洋ランに夢中になる前だったので、このようなリノベーションに落ち着きましたが、今の私なら南向きの窓の近くは一部分だけでもタイル地にして、水やりや霧吹きがしやすい環境にしたと思います。小さなスペースを囲って植物の小部屋のようにするのも楽しそうで、いつか娘たちが家を出たら…と、小さな夢を抱いています。
伊勢神宮へ

義母の職場のバス遠足に参加させてもらい、伊勢神宮へ行ったときの写真です。

垂水発着のため、前日は私の実家のある舞子まで電車で移動して泊まりました。(夫とは同じ小学校の同級生なので、実家同士が歩いて10分ほどの距離にあり、こういうときは特に助かります)
上手に折り重なって眠る姿を見ながら、「私も車の免許があればなあ…」と何度も思いました。
いつか義両親や両親を乗せてどこかへ連れていってあげたり、病院の送り迎えをしたり。そういう日が来たらいいのに、と今でもときどき考えます。
刺繍のある暮らし
このアルバムシリーズを通して、少しずつ過去の作品を振り返っています。前回のvol.12 も、よければあわせてご覧ください。
